
こんにちはー!
大丈夫さんです!
脳の無意識の勘違いシリーズ第3弾です!
なかなか理解するのが難しい内容になっているかもしれませんが、この脳の無意識領域の「勝手な思い込み」を理解することによって
- もっと視野を広げる事ができる
- 自分や他人に優しくなれる
- 無意識に動かされている自分に気がつける
など色々な活用法があると思い、皆さんに知って欲しくてシリーズ化しています!
ぜひ最初から読んでいただき、日常生活で意識できるように気をつけてみてください!
Part1はこちら↓

Part2はこちら↓

ではいきましょう!

はい!オオカミさん!出番だよ!!
はやくはやく!!

なんだよ!ポケモンと桃鉄とパズドラとシャドバ同時にやってたのに!!

天才か!
脳の無意識な思い込み 紹介!
偽りの合意効果

偽りの合意??なんだそりゃ

直接その人の気持ちを聞いたわけじゃないけど、「他の人も、自分と同じように考えたり、感じたりしている」と思い込んでしまう脳の無意識の反応だよ。

俺が「生肉」が好きだから、皆も「生肉」が好きだろうと考えるってことか?

まぁ、それも間違ってないけど…もっと人間的に、ね。

アイドルとか?どうだ?

いいね!「僕はアイドルの〇〇ちゃんが好き」→「ということは皆〇〇ちゃんには好意を抱いているだろう」と思い込むとか!

なんでそんな思い込みをしてしまうんだ?

そう思い込むことによって、自分の信念をさらに強めて、「自分のやっていることは間違ってない」と安心させたい心理があるんだって。

自分を否定しないための、無意識な防御反応ってことか。

そうだね!
脳の無意識の中には自分に不適切な行動を取らせてしまうこともあるけど、『自分自身を守るため』に使われることもあるってことだね。

おーなるほどな。
まぁ思うだけなら自分を守る盾になりそうだが、他人にまでそれを押し付けないように気を付ける必要があるな。
偽りの記憶


空想の出来事が、実際にあったこととして記憶されるということだよ。

うーん、ちょっと理解ができないな。
空想と実際がごちゃまぜになるってことか?

後から考えたら「オバケ」の仕業だったのかも…とか
大きな手術をした時に、「三途の川がみえた…」なんかが当てはまるかな!
『空想だと思いつつも、現実に思えてしまうって思い込みのこと』を言うよ。

なるほどな。
この思い込みはそんなに悪さはしなそうだな。

この思い込みに人生を賭けて解明しようとする人もいるからね。
その他にも、『〇〇は呪われているから危ない!』などの変に不安を与えてくる人とかもいたり、ね。
気をつけていれば、あんまり人からは影響受けないかな。

自分が空想と現実がわからなくなることが一番厄介そうだな。
自分はその事実を『現実』だって思っているわけだから、事実と異なっている場合に、それを否定するのは難しくなりそうだな。

そうだね。
そう言った場合も自分でそれを『事実だ』と決めつけないで、いろんな情報を集めたり、検証してみる方がいいね。
でも『科学的に証明できないこと』っていっぱいあるからね。『わからないことはわからない。』って納得できたらそれでいいかな。
フォアラー効果(バーナム効果)

オオカミさんって、いつも明るく振る舞ってるけど、本当は心の隅でどこか不安を抱えているタイプでしょ?

急にどうした。こえーな。

まぁ、ちょっと思っただけ。あとは・・・
いつもは人前だと緊張する時が多いけど、いざのなったらなんとかなるタイプじゃない?

まぁ、そうだな。

普段は大雑把だけど、ある部分では几帳面になる時あるでしょ。

おー、当たってる。
お前占い師になれるんじゃね?。

ふふふ。

なんだよ、気持ちわりーな。食うぞ。

オオカミさん、フォアラー効果の影響を受けてるよ。あと、確証バイアスも。

あ”あ”ん?。

実はこれ、占いで良く使われているテクニックなんだ!

テクニック??

フォアラー効果は「〇〇の特徴とそれとほぼ正反対の特徴」を一緒に提示すると、「納得を得やすい」っていう効果なんだ。
あとはパート2で出た「確証バイアス」で、自分の性格に当てはまる部分だけを無意識に切り抜いて情報を得ようとする脳の勘違いが組み合わさることで「あ!当たってる!」
って思わせることが出来るんだよ〜

こしゃくな!!

(完全に悪者のセリフだ・・・。)

占いは全部デタラメってことなのかよ!

これだけ聞くと、「占い」ってデタラメじゃん!って思うかもしれないけど、本当のところは『わからない』かな。10人いたら、10人皆性格が違うのが普通でしょ?似たところもあるかも知れないけど、完全に一致してはいないよね。

まぁ、そりゃそうだよな。

僕は占いに関しては、『選択的にいい情報だけを拾う』ようにすることで、とても人生を楽しく過ごすスパイスになると思うんだ〜。

選択的にいい情報だけ拾う?

そう!なんでもポジティブに捉えた方が楽しく感じるでしょ?
それに「確証バイアス」を利用して、無意識に自分に当てはまる物を勝手に拾ってくれるから、その中で「自分にとって気分が明るくなるものだけ受け取る」ようにするととっても気持ちが楽になるし、楽しいよ。

そうか。
せっかくなら、『いい情報』だけ持っていた方が幸せだもんな。
お前らしい考え方だぜ。
フレーミング効果

- A医師:この手術の成功確率は90%です。
- B医師:この手術では10人に1人が亡くなっています。

オオカミさんはA医師とB医師の言ってること、どっちの方が怖く感じる?

B医師の方が怖いな。
1人でも死ぬ確率があると言われたらそっちの方が怖いだろ。

でもこの2人の医者の言っていることは確率的には同じだよ。
だけど、伝え方次第で受け取る側の印象が全く変わってしまうって言うのがこのフレーミング効果なんだ〜。
語源は、表現する枠組み「フレーム」を変えるっていうイメージからきているよ。

あれか!タウリン1000mg配合!ってやつもか!

そう!あれ、『タウリン1g配合!』じゃ多分顧客に与える印象が弱くて、宣伝には使えないからね。

他にも、東京ドーム〇個分の大きさ!とか、レタス○個分の食物繊維!レモン○個分のビタミンC!とか色々活用されていることがあるよ。

意外と身の回りにあるな、フレーミング効果。

表現の変化で感じ方が変わるのを知っていれば、「うーん、それって多いのかな?」って一度立ち止まって考える癖が付くかもね。

でも人間って「頭を使う」のが負担って前に言ってなかったか?

そうだね!前回の記事で伝えたよ。どうしても「思考」すると脳が疲れちゃうから、無意識に考えることを避けてしまうクセもあるってね。

このフレーミング効果は使う場面次第ではメリットが大きいと言えそうだな。
例えば最初の医師の伝え方は、90%の確率で成功しますって言われた方が患者側は安心していられそうだ。

うん、そういうボジティブな使い方をしてくれる人もいるけど、全部が全部ポジティブに考えちゃうと損することもあるから注意って感じかな。

やっぱ脳の無意識の思い込みって奥が深いわ。
後知恵バイアス

後知恵バイアス?またなんか難しいのが出てきたな。

これはね、ある物事が起きてから、後からになって「それは予想可能だった。」という思い込みをしやすいことを言うよ。
政治とか、医療の現場、あとはゲームの結果に対してよく後知恵バイアスに動かされている人を見る事ができるね。

あー、なんとなくわかるな。
よくTwitterとかでみるよな。

うん、みることも多いけど、僕らもよく感じる現象だよね。
それが悪いってわけじゃないんだけど、それで人を批判する人を見つけて嫌な気持ちになったら、この「後知恵バイアス」を自覚していったん冷静になった方がいいね。

これはなんのために「思い込み」をしてしまうんだろうな?

考えられているのは、人は自分自身の考えが「合っていた!正しい!」と思い込む事で、自分自身への満足感を最大化させようとするんだって。

おーじゃあこれも、『偽りの合意効果』と一緒で、
本当は自分を守るための防御反応なんだな。

そうだね。
自分に優しくするのはOKだけど、それを盾に人を批判しないように気をつけたいね。

だな。
錯誤相関

脳は「もともと関係のない2つの物事に対して、繋がりがあると感じる」思い込みのことだよ。

さくご、そうかん?

また難しい漢字が並んでるから、なんとなく難しそうに感じるけど、例を出すと「簡単に」理解できるよ!
錯誤相関 例)
- 黒猫が目の前を横切った! → なんだか不吉な事が起きそうな予感。
- 靴紐が切れた! → なんだか悪い事が起きそう。
- 4つ葉のクローバーを見つけた! → ラッキー今日はいいことありそう!
こんな感じかな。

確かに、よく考えたら黒猫と不吉ってなんの関係もないよな。

でも、こういったことに人間はよく振り回されてしまうんだ。脳が無意識に「2つの相関を繋げる」ことによってね。

お前風に言ったら、
四つ葉のクローバーみたいな良いイメージの捉え方だけを選んで
大事にすれば良いってことか!

おー!その通り!なんだけど、
実はこれ、ちょっと厄介で、脳は「ネガティブ」な錯誤相関の方が「強く記憶」しちゃうんだって。

なかなか上手くはいかないもんだな。

だからこそ、このネガティブな錯誤相関に振り回されないためには、
「これは錯誤相関だ!関係ないから、問題ない!」と意識できるとネガティブな受け取り方を回避できるんだって!

これは良いこと聞いた。一回冷静になって意識した方がいいな。
「非注意性盲目」による見落とし

これおもしろい研究があってね。せっかくだから、実際にやってみて!

おう、なんだ?

今から貼る動画をみて欲しいんだけど、
『白いシャツの人たちが何回パスをしたか絶対に間違えないように数えてください!』
いい?絶対に何回パスしたか、間違っちゃダメだよ!

おう、なんだ?

どうだった?

可愛いねーちゃんたちがバスケしてた。

いや、あの・・・。

いや、わかってるよ。
俺は1回目ではゴリラっぽいのは見えたけど、ドラミングしてるのはわからなかったぞ!

あ!やっぱりそうなんだ!
この実験はね、『見えないゴリラ実験』って言うんだけどね!

『人は何かに集中していると、すぐ目の前にある重要なものを見逃してしまう』ということがこの実験でわかったんだって。
約40%くらいの人が『何か変なもの通ったけど、ゴリラだって気付けなかった』と答えているらしいんだ。

40%!結構多いな。

逆に、黒色のシャツの人たちのパス回数を数えてもらったら、約80%の人たちがゴリラの存在に完全に気付いたんだって!

色が似ているからってことか?

そうそう!この研究を行った、ダニエル・シモンズ博士によるとね、
「我々は、おおむね見えると予想しているものを見ていて、ひとつの物事に注意が必要であればあるほど、視界に入っている他のものに注意を払えなくなる」と言うことなんだって。

お前、テレビに集中していると、声かけても気付かないことあるけどこう言うことか。

それは集中してるってこと!!

これも脳が無意識にやっていることなんだな。

そして、特に「予想外の出来事」の存在が「気付けなくなりやすい」って事をシモンズ博士は指摘しているのね。
ということは、僕らは「あらかじめ何かを『予測して』注意を払っている」ってことみたい。

だから、突然の出来事に対応が遅れたり、気付かなかったりするんだね。
歩きスマホとか、よく危ないって言われるけど、『実はハンズフリー通話をしながらの運転』も注意散漫になって危険ってことをシモンズ博士は言っているよ。

通話の内容に注意が向いているから、『視界に入っている』けど標識を見落としたり、歩行者や自転車に気付かなかったりするってことか。

そういうこと!
まとめ

今回は
- 偽りの合意効果
- 偽りの記憶
- フォアラー(バーナム)効果
- フレーミング効果
- 後知恵バイアス
- 錯誤相関
- 「非注意性盲目」による見落とし
について説明してみたよ〜。

今回も色々な脳の無意識について知れたな。

僕らがいかに『無意識』の影響を受けているかと、それに対してネガティブな行動を起こさないための対策をのせてみたよ〜。
これで、また少し不安の種がなくなるといいなぁ。

まぁ、9割は『無意識』で『気付けない』のが普通だからな。今度からその『無意識に動かされそうな自分』に気付いた時に、対策が取れるようになって俺はいいと思うぞ。
では今回はここまで!
今回参考にした本はこちらです!↓

では、今回はこれで!
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