
こんにちはー!
大丈夫さんです!
前回の記事は、読んでいただけたでしょうか?
ちょっとした引っ掛け問題も遊び心で作ってみました。
まだ読まれていないという方はこちらから↓

では前回の続きで、脳の「無意識な勘違い」を説明していきたいと思います。
難しい単語が出てきますが、なるべくわかりやすい表現に直して書いてみますね!
ではいきましょう!

と、その前に、簡単に僕らの脳のことを復習した方が、理解しやすくなりますので、そちらから説明しますね。
前回の復習!
僕らは「脳」を全然意識できない
実は私たちが「意識できている」脳の活動は、全体のごく一部でしかない。
毎日の活動のおよそ90%、つまりほとんどは自分で認識することができない。
この認識できない90%に「脳のバイアス(思い込み)」と「思考の罠」が隠れています。
しかもそれが怖いのは、認識できないため「間違っていることに気付かない」ことらしいのです。
なので、これからあげる「思考のクセ」について、知っておくことで、確実に影響を免れるとは言えなくても、よく理解しておけば危険を格段に減らしてくれるというわけですね。
脳の「思考のクセ」を紹介! Part2

利用可能性ヒューリスティック

オオカミさーん、出番だよ〜!

おう、なんかまた難しい言葉が出てきたな。

「利用可能性ヒューリスティック」とは、「取り出しやすい」記憶があるものを優先的に選んでしまうことを言うよ。

「取り出しやすい」記憶?

簡単に言えば、最近の記憶に残っているものや、イメージしやすいものを「信頼できる!」と勝手に勘違いしてしまうんだよ〜。
利用可能性ヒューリスティック 例)
- マヨネーズを選ぶなら、キューピーが書いてあるものを取る。→もっと安くて自分の舌にあうものがあるかもしれないのに、キューピーは信頼できると思い込む。
- Aさん(仲の良い友人)がシロクマエステはおすすめだよ!と言ってたから、とりあえずシロクマエステは信頼できそうだから行ってみようかな。→実際は他のエステの方が安くて質がいいかもしれないが、身近な人のおすすめは他よりもなんとなく評価が高くなる。

こんな感じで、身近な人が言ってたとか、よく聞く〇〇ブランド、みたいに自分の記憶から簡単に呼び出すことができる情報の方が、比較対象よりもよく見えてしまうんだよ〜。

なんでこんな事が起きるんだ?

脳にとって「考えること」は大きな負担になるから、最短でイメージがつきやすいもののイメージが良くなるようになってるんだって。
そのほうが、素早い判断ができるようになるメリットがあるよ。

素早く選べる反面、それが事実や統計的には悪い物でもよく思えてしまうってことか。

そういうこと〜!

そういうバイアス(思い込み)がかかるってことを知っているだけでも、変なものを摑まされる確率は減りそうだな。
バックファイア効果

バックファイア!!なんか、かっこいいな。

オオカミさんノリノリだけど、バックファイア効果の内容は、気をつけないと結構悲惨なことになるよ。

まじかよ。どんな効果なんだ?

簡単に言うと、僕が「クマは最高に可愛いです!!」と言うとするでしょ?それに「反論」されればされるほど、僕は「クマが最高」だと思ってしまうという効果だよ。

?

もっとわかりやすい例はね、世の中に「フェイクニュース」ってあるでしょ?

(最初からわかりやすい例を出せよ)
誰かが作った嘘のニュースのことだな。

それを「フェイクニュース」だと知らないで、他人に言ったとするでしょ。
他人からは「それフェイクニュースだから事実と違うよ!」といわれても、「自分が一度信じた情報」を「違う!(反論)」と言われると、反論されればされるほど、その「フェイクニュース」を信じてしまうんだ〜。

確かに、これ意識しておかないと大変なことになりそうだな。

ちなみにバックファイアは「裏目に出る」って意味なんだって。

全然かっこよくねーな。

人間は自分の意見に「固執しやすい」ってだけ覚えておけば、もっと色んな人の意見を受け入れやすくなるよ。

そうだな。
逆に言えば、意見を変えない頑固な人は「バックファイア効果」という脳の無意識な勘違いに囚われている可能性があるから、その人の考えを変えようとしても、その人が「勘違いを自覚」しないと変わらないって事だな。

そう、だから「他人」を変えることは難しいんだよね。それなら人を変えるよりも自分を磨いた方がうまくいきますよ〜ってことだね。
バイアス盲点


これは、ここまで読んでくれた人が一番気をつけてほしいバイアス(思い込み)です!

どういうことだ?

簡単にいうとね、ここまで脳の無意識な勘違いを知ったから、「自分は無意識な勘違いを絶対しない!」と「勘違いしてしまう」バイアス(思い込み)ってことなんだ。

なんだよ、脳の勘違いってまじで複雑だな。

皆が知らないことを「自分だけが知っている」と思う気持ち(ある種の優越感)が無意識に脳を支配してしまって、「みんなはダマされていても、自分だけはそんな目に遭うはずが無い」と思っちゃうことなんだって。

勉強や読書することで「自分はこんなに知識を蓄えているぜ!だから自分の意見は正しいぜ!」ってなることあるよな。俺も気をつけないと。

勉強家や努力派の人ほど、気をつけないと「視野を狭めてしまう」思い込みだからね。

勉強して自分の「考え」を持つことは良いことだけど、
「たくさん勉強して情報を持っている=正しい」という事はないって事だな。

「情報」を集めて、自分なりに「検証」してみる必要があるね。でも最終的には「自分が納得する考え」を持つっていうのが一番しっくりくるかな。ただそうなったとしても、「相手の考えを否定」はしないで、「一度受け入れる」時間を作った方がいいね。
作話

つくりばなし?

これは、「さくわ(作話)」って読むよ。何かを思い出すときに、「実は不正確な知識なのに正しいと思い込んでしまって、本当っぽい思い出を作る」というものなんだって。

どういうことだ?

脳はね、色々な出来事の時系列を勝手に入れ替えて覚えてしまったり、別の出来事とくっつけたりして本当っぽい記憶を作る事があるってことなんだ。
ちなみに認知症の人の症状の一つに「作話症」というものがあるけど、健常者でも作話はあり得ることなんだよ。

認知症の人はなんとなく記憶が苦手になるのは分かるけど、
認知症じゃない人も勝手に嘘の記憶を作るのか?

程度の問題によるけど、僕らもよく思い出を都合の良いように作ってるんだよ。
ということは、どれだけの知識や経験を持つ人でも、「過去のことを正しく伝えるのは難しい」ってこと!

まぁ、確かに学生時代の出来事を話せって言われても、正確には伝えられないもんな。印象に残ったことは覚えているけど、その他のことは一部しか思い出せないのが普通だよな。
確証バイアス


これも気をつけないとすぐ陥ってしまう無意識の思い込みだよ。

確証バイアス?

自分が「確信している内容」を調べるときって「すぐ正しいと証明できる」情報が見つかることない?
オオカミさんは、何か確信していることある?

オオカミが世界で一番かっこいいってこと。

じゃあそれを証明できる?

ネットで検索したら「オオカミの凄さ」はたくさん見つかるな。
頭もいいし、フォルムも良いし、何より一匹オオカミ
ていう言葉もあるしな。最強だろ。

でも、そういう自分の確信している内容を意識している時って「オオカミのかっこ悪い点」っていう自分の確信と逆の事が目に入らないように勝手に脳がシャットダウンしているんだって!

は?オオカミにかっこ悪いところなんかねーよ!!

「一匹オオカミ」ってかっこいいイメージで使うけど、あれ実は「孤独が好きだから一匹でいる」わけじゃなくて、「その群れの中で強いオスでいられなくなったから、別の弱い群れを探してそこで強いオスとして生活するために、一匹で歩き回るオオカミ」らしいよ。

テメェこの野郎!!!イメージダウンさせんな!!食うぞ!!

こうした確証バイアス(自分の考えを正しいと思わせる情報だけが無意識に目に入る事)を避けるには、自分の考えと逆の証拠や主張にも、常に目を向け続ける事が大事だよ。

コラ!無視すんじゃねぇ!!
バンドワゴン効果

あいのり?

それラブワゴンね。

実は、僕らが何気なく生活しているなかの行動は、「周り大勢の何かに従っている」行動かもしれない、ということなんだ〜。

俺は、自分の行動は自分で決めて行動してるぞ!

僕もそう思っているんだけど、実は僕らの日常の行動(食事や服装、話し方、買い物、趣味、思考など)は、知らず知らずに社会的な圧力によって行動を動かされている事があるんだって。

例えば?

「つい流行に乗っちゃう」のもバンドワゴン効果だね。

俺はミーハーじゃねぇ!!
カァァァ!!獣の呼吸!参ノ牙!喰い裂き(くいざき)!!

痛い痛い!!!ってかそれがバンドワゴン効果だよ!オオカミさん!
バンドワゴン効果 例)
- スマホを買うなら、Iphoneでしょ。
- 鬼滅の刃流行ってるらしいよ→気付いたら家に全巻揃ってた。映画は観てない。
- 寒いなぁヒートテック買いに行こ。ユニクロのウルトラダウンジャケットも買お。
- グラコロ出たら、グラコロ食べに行こ。
- 春夏は明るい色の服を選ぶ、秋冬は彩度を落とした服を選ぶ。

なんかやけに具体的なもの多いな。

ぜーんぶ僕の経験談です!

だと思った。

自分の考えなのか、大多数の流れに乗せられているだけなのかは一回立ち止まって、意識してみた方がいいかもしれませんね。
感情バイアス

これはとても単純!だけど、多くの問題を起こすきっかけになるよ。

例えば?
感情バイアス 例)
- イライラしているとき → 周りの人の行動一つ一つがなんだかムカつく。
- 失恋した時 → 何もしたくない、誰も受け入れてくれない、全て自分の敵に見える。
- 極度の空腹時 → 普段買わない量の食材を買ってしまう。
- 日本のどこかで大きな地震があった → とりあえず日用品の買い貯めをしておこう。
とかね。ちなみに、逆もあるよ!
- 巨人が優勝!!嬉しい → 今日は普段行かないような高い焼肉を食べよう!
- いい事があった! → ツイてるから宝くじでも買ってみようかな!
- 海外旅行は楽しいな〜! → 日本帰ってきた時、「なんでこんなもの買ったんだろう」というものをつい買ってしまう。

などなど。

人間って感情にコントロールされまくりなんだな。

感情は人生を楽しむためのスパイスなんだけど、それに意思決定を任せちゃうと自分にとって不利益な状態を作っちゃうかもしれないから注意しようね。

「考えるな、感じろ」っていうけど、「感じるだけじゃなく、考える」ことも大事って事か。使い分けが大事だな。
まとめ

今回は
- 利用可能性ヒューリスティック
- バックファイア効果
- バイアス盲点
- 作話
- 確証バイアス
- バンドワゴン効果
- 感情バイアス
について書いてみました。
前回に引き続き、さまざまな「脳の無意識な思い込み」がある事がわかりましたね。
多分、大多数の人が「ギクッ」となる内容だったのではないでしょうか。
これを全て覚えたから良いというわけではなくて、
このような「無意識」の影響を知らず知らずにうちに受けていることで、「自分の首を締めている」かもしれないと気付くことが大事だと思います。
今回の記事で、少しでもそれに気付けるようになっていただければ大丈夫さん嬉しいです!
今回参考にした本はこちらです!↓

では、今回はこれで!
今回の記事、よかったなぁとか新しい気付きを得たよ!って方はコメントしていただけると大丈夫さん嬉しいです!
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Part3はこちら↓

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