
こんにちはー!
大丈夫さんです。
皆さんは、好きな漫画やアニメのキャラクターはいますか?
それか、好きなブランド物でもいいです。
それを一つ買うと、なんとなくそのシリーズを揃えてみたくなりませんか?
今回の記事は?
- 浪費癖が治らない!
- 高いと思っていても、なぜかセットで揃えたくなる
- いくらお金を使っても、〇〇を揃えたい!
という方向けに、揃えたくなる心理効果の『ディドロ効果』というものを紹介したいと思います。
このディドロ効果を知ることによって
- 『必要以上の浪費に気付くことができる』
- 『今あるもので、満足できる』
- 『欲しい欲求を抑えることができる』
このような『浪費』を抑える効果が期待できます!
では早速「ディドロ効果」についてお話ししていこうと思います!
ディドロ効果とは?


簡単にいうと、欲しかったけど今まで買えなかったものを手に入れると、その関連のあるものをさらに買って揃えたくなる心理のことを言うよ!
ちなみに、大丈夫さんはポケモンの『ウーラオス』をいう熊のポケモンが好きなので、その種類のカードをフルコンプしました。
そのフルコンプじゃ飽き足らず、今度は色違いのカードをフルコンプしました。
かかったお金は10万以上・・・。

ひぇ!!
でも、まぁ『満足度』は高いから・・・いいかな。泣
ディドロ効果の歴史

18世紀のフランスの哲学者のドゥニ・ディドロさんという方がいました。
ディドロさんはかなりの貧乏だったのですが、
彼が書いた百科事典を貴族が買ってくれることになりディドロさんは一瞬で、お金持ちになりました。(諸説あり)
そのお金で今まで使っていたボロボロのガウンを捨て、高価な赤いガウンを購入することにしました。
赤いガウンを買って家のクローゼットに飾ると、
なんとなく『貧乏な部屋』に合わないなぁと感じ始めました。
ディドロさんはその赤いガウンに家具を合わせようと、藁作りの椅子を捨て、革製の椅子買い、タペストリーや机、本棚など色々なものまで、高価なものに『統一』させました。
赤いガウンに合わせようと高い家具を買ったので、一瞬のうちに稼いだお金が尽きてしまい、最後にはまた貧乏生活を送ることになってしまいました。
この後悔を、ディドロさんはエッセイに書き記したのですが、
そのエッセイを文化人類学者のグラント・マクラッケンさんが読み『所有物・環境の調和を求めて次々に物を消費する心理効果』として『ディドロ効果』と命名しました。
今では、販売戦略の一つとしてかなり幅広くビジネスで応用されています。
ディドロ効果の具体例


大丈夫さんのポケモンカードの例もあるけど、その他にもさまざまなディドロ効果を利用した商品展開をしているものがあるよ!
ディドロ効果を用いた商品 例)
- アプリゲームの『期間限定、〇〇シリーズガチャ』をコンプするために課金課金!!
- カードゲームの『〇〇レア10種』集めるためにパックを剥くぞ!
- Iphoneを買ったらその他の機器もApple製で統一したいなぁ。
- キャラフィギュア、フルコンプ!
- グッチのジャケットを買ったから、そのほかもハイブランドにしたい。
- 高い机を買ったから、椅子も高級な椅子にしよう!
- 無印の家具で統一したいなぁ〜、おしゃれだもんな〜。
など、心当たりあるものありませんか??
やはり、関連の商品展開をしているもの、『特にキャラクターブランドやブランドが強い』製品は揃えたくなるというのが人間の心理です。
逆に考えれば、マーケティングをする際は『集めることで、より満足できるような関連商品を出す』ことで『ディドロ効果』を使い購買意欲を掻き立てることができますね。
入り口のハードルを低くする
『初回は100円!(もしくは無料!)でこのキャラが当たる!』
↓
その後は一回500円の『ガチャ』で当たるよ!
↓
フルコンプするとこんな感じに!!(画像バーンッ!!)
↓
全10種類+シークレットレアが3種!!
こういった販売方法をしているものって身の回りに、いっぱいありますよね。
『一つ』手に入れると『関連商品を揃えたくなる』という心理をうまく使った戦略ですね。
ディドロ効果の影響を受けない方法

ちなみにお金を使って何かを集めること自体は、『自分の幸せ』を十分に感じられれば、なんの問題もないと思います!
ですが、この『ディドロ効果』があまりにもビジネスで応用されていて、それに『知らないうちに浪費させられている状態』はあまり良くないと思います。
ここで必要になってくるのは、
- まず『ディドロ効果』という心理効果があることを『知る』
これを知ることで、自分の気持ちがどう動いているのかを気付くことができます - それは『今』必要なのか、自分に問う
『足るを知る』という言葉があるように、今自分が持っているもので十分なものであったら買う必要がないのです - 一旦立ち止まって、上記二つを『思考』して『購入するか、しないか』の判断をする
これらのステップを踏むことで、ディドロ効果の悪い面を最小限にすることができると思います。
このような人間心理をついてくる『ビジネス戦略』が、現代にはものすごく溢れています。
それくらい心理学は研究が進んできているということなので、『知らないと気づかないうちに損』してしまう時代です。
浪費の全てが悪いものではない

僕自身は浪費は敵だ!!と思い込んでいましたが、実はそれだけに固執することは間違いです。
『浪費』は『心』をケアするお金の使い方でもあるからです。
『消・浪・投』という考え方を皆様はご存知ですか?
- 消費:生活に必ず必要な出費
- 浪費:生きる上で必ずしも必要ではない出費、心を豊かにしたり人生を楽しくする効果がある
- 投資:資産を増やすための出費、副業の勉強をするなど自分自身の成長にかける出費
こういう風に出費を分類分けした考え方ですね。
この中にもあるように、浪費にお金をかけすぎるのはよくないけれど『心を豊かにしたり人生を楽しくする効果がある』ので重要です。
ここで重要なのは、3つの分類の割合ですね。
人によって
- 消費5、浪費1、投資4
- 消費5、浪費3、投資2
- 消費1、浪費1、投資8
などさまざま割合は変わります。
ここで気をつけるべきは
- 消費5、浪費10、投資0
など、浪費にお金をかけすぎて赤字になってしまうことですね。
一番良いのは消費と浪費を抑えて、投資に出費の多くを回すことですね。このような割合にすることで、どんどん資産を増やしていくことができます。
この割合を一度見直してみると、より自分の人生を豊かにすることができるヒントが見えてきます。
まとめ
今回は『ディドロ効果』について述べてみました。
ギクッとした方いると思いますが、

大丈夫!一番ギクッとしたのは大丈夫さんです!
だから記事にしたのです!笑
『ディドロ効果』を知ることができた皆さんは、これから色々思考して買い物をするようにしてみてくださいね!
大抵の場合は、『今あるもので十分だ』と気付くことが多いはずです!
今回参考にした本はこちら!

では、今回はこれで!
今回の記事、よかったなぁとか新しい気付きを得たよ!って方はコメントしていただけると大丈夫さん嬉しいです!
あと、TwitterでRTや感想付きの引用RTしてくれるとやる気が出ます!
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