
こんにちはー!
最近いとこの女の子に「ブログに魂売った狂人」と言われました。
大丈夫さんです!いつも元気です!
今回は、以前大丈夫さんが参加した心理学講座で

信頼関係にはレベルがあるって知ってました?
と臨床心理士の先生が言っていて、
「レベル?なんのこと?ポケモン?」
と思っていたんですが講座を受けてみたら、
対人関係をより良くするためのエキスが凝縮されたような内容だったので今回皆さんにお伝えしようと思います!
今回の記事では・・・
- 人とコミュニケーションを築くのが苦手・・・。
- 部下や同僚に、信頼されてないなぁと感じる
- 好きな人と距離を縮めたい!どうやるか教えて!
- 友達になりたい人がいるけど、なんか反応悪い・・・。
と言った悩みを持った方に向けて解決するヒントを書いてみました!
今回のキーポイントの「信頼関係のレベル」を
知っておくのと、知らないのとでは良い対人関係を築きたい人にとっては大きな差が生まれると思いますので、ぜひゆっくり読んでみて下さい!
では参りましょう!
信頼関係は一人では作れない

まず大前提として、皆さんが知っておかなければいけないことを説明します。
無関係の赤の他人の状態を0として、信頼できる良い関係だなぁと感じるのを100だとすると、
自分が努力して影響できるのは「50まで」と考えて下さい。
一人でMAXまで上げるのはどれだけ頑張っても「不可能」なんです。
赤の他人に自分からの努力だけで、「お互いを信頼出来ている関係だね!」と言わせることが出来ますか?
自分だけ全力でアプローチしているけど、相手からの反応がない場合「信頼されている」と感じることは難しいですよね。
心理学講座では「レンガの家」を信頼関係に見立てて説明していました。

自分や相手にばかりレンガを積ませても、丈夫な家にはなりません。
お互い焦らずにゆっくりレンガを積み上げあうことで家が完成します。
ということは、
「なんか信頼されてないんだよなぁ」
「良い関係?なのかなぁ」
と信頼関係が築けないなぁと悩んでいる人は
『自分』もしくは『相手』に『100%の責任はない』んだ!!ということを知っておいて欲しいのです。
そうすることで、
自分の頑張りが足りないのかなぁ・・・と悩んでしまう人は、「あっ、自分だけの責任じゃないんだ。悪いのは自分じゃないかも。」
と少し肩の力が抜けるようになると思います。
信頼関係はすぐには作れない

先程のレンガの話にもありましたが、「焦らずゆっくり」関係は作られていきます。
ここで心理士さんから、

実際のカウンセリングでも、
患者さんとの信頼関係を築くのは少なくとも3ヶ月以上かけますね〜
という発言がありました。
プロのカウンセラーでも、「関係を築くには3ヶ月以上かかる」ということです。
この情報を聞いて、僕が思ったのは
例えば、僕が新しい職場に入職したとします。
- 「入って1週間・・・、なんだか信頼されていない感じがするなぁ」
- 「1ヶ月、なんとなくまだ居づらさを感じるなぁ」
こういう時って、なんだか辛いですよね。
自分だけが浮いているような感じ。あまり心地いいものではないですよね。
ですが、先程の考え方「プロのカウンセラーでも信頼関係を築くのは3ヶ月以上かかる」ということを知っておくことで、
- 「まだ1ヶ月だし、信頼関係築けてないのも当たり前かぁ〜。焦らなくて大丈夫なんだね。」
- 「とりあえず今は、仕事に集中するのとニコニコして皆と雑談しながら距離を縮めていこ。」
と前向きに捉えることが出来ますよね。
これら2つ
- 「自分一人では信頼関係を築くのは不可能」
- 「信頼関係を築くには3ヶ月以上かかるのが普通」
ということを知っておくだけで、なんとなく不安が解ける人がいるのではないでしょうか。
信頼関係のレベル

さて、今回のメインテーマ「信頼関係のレベル」について説明していきましょう。
わかりやすいようにポケモン風に考えていきましょう!(理由:大丈夫さんがポケモン世代だから)
「信頼関係レベル」を知ることは、そのレベルに合わせた行動がわかるということです。
例えば、ポケモンはモンスターボールを投げてゲットする前に、少し攻撃して弱らせないとゲットできません。
ですがレベル1のピカチュウ(信頼関係レベル1)を仲間にしたいときは、レベルMAXのリザードンが「かえんほうしゃ」を撃ったら、跡形もなく消滅します。

計算したら、約380~500匹のピカチュウが消滅するよ!

ゲームフリークに怒られんぞ
これではポケモンをゲットするチャンスどころか、逃げられるか消滅させてしまって終わりです。
なので、レベル1のピカチュウ(信頼関係レベル1)に合わせた行動をする必要があるのです。
こんな感じで、今の相手との信頼関係レベルを知ることで、相手との距離感や接し方がわかります。
では一つ一つ説明していきましょう。
レベル1「警戒」の段階

考えられるシチュエーションや人物像
エレベーターで一緒になる人、席が隣になる人、初めての部署に所属した時、ネットで知り合ってすぐの人、初めて会う人
こういった「初対面」で相手のことを何もわからない時の信頼関係レベルは「警戒」です。
皆さんもなんとなく感じますよね。
人は、頭では考えてなくても(この人は、安全な人なのだろうか)と警戒しています。
ここでいきなりレベル100リザードンの「かえんほうしゃ」のように、全力でアプローチしてしまうと距離感が近すぎて完全に引かれます。
このレベルでの攻略ポイント
「レベル1警戒」のピカチュウくん達に効果的なのは
- 私は安全ですよー!怖い人じゃないよー!
- あなたに対して敵対心はないですよー!
- (ボクはわるいスライムじゃないよー!)
ということを伝えることが重要です。

ドラクエとポケモンのネタを混ぜるのはマズイんじゃないか?
これができるスキルが「笑顔」と「あいさつ」ですね。
実は素晴らしいスキルを僕たちはもう持っています。
具体的な練習方法
- マンションやアパートの入り口ですれ違うときに「笑顔」で「こんにちは!」と言ってみる
- レジのスタッフに「笑顔」で「ありがとうございました!」と言ってみる
- 会社内で人とすれ違うときに「笑顔」で「お疲れ様です」と言ってみる
レベル2「疑心」の段階

考えられるシチュエーションや人物像
自己紹介や挨拶をし終わったの空気感、入学初日の放課後、入職初日の挨拶回り後 など
「疑心」の状況では相手は自分のことを「危険な奴ではないと理解しているけど、まだよくわかってないから心を開いていない状態」です。
このレベルでのポイント
ここでの有効な手段は「簡単な雑談」です。ここでは「イエスセット話法」を使用します。
イエスセット話法とは、『イエスで返ってくる話題を提供する』ことです。例えば、
- 『今日はいい天気ですね。』
- 『(会社)結構たくさん人いるんですね。』
- 『寒くなってきましたね。』
- 『〇〇のニュース、話題ですよね』
コツは「現在」相手と「共有」できそうな話題を提示することです。周りを見渡せば、結構なんでも見つかります。
やってみると案外難しくないです。
具体的な練習方法
- ・今現在の皆が共有していそうなことを思い浮かべて、家族や友達に話してみる
- ・家族や友人に天気やニュース、目に入った事の話をしてみる
レベル3「理解」の段階

考えられるシチュエーションや人物像
入社1週間くらいで少し話すようになった同僚、4〜5回会ったことのある人、何人かの雑談の中で知り合った人 など
この段階まで来ると、安心感を増やしていく段階になります。
このレベルでのポイント
ここでは、質問したり、情報を交換することで、『共通点』を探すことが一番有効と言われています。
人にはホモフィリーという傾向があります。
ホモフィリー理論とは?
同じような属性や価値観を持つ人と繋がろうとする傾向があることです。
『類は友を呼ぶ』『似た者同士』
人は同じ属性の相手に親近感を持ちやすく、またホモフィリーの相手から影響を受けやすいと言われています。
これを理解の段階で『共感』をうまく使うことで、より信頼関係を深めることが出来ます。
具体的な練習方法
- 相手のいいなぁと思ったところを褒めてみる→「〇〇さんの靴素敵ですね!」
- 食事の時に、好きなものを聞いてみる→同じものが好きじゃなくても嫌いじゃなければ「僕も好き!」と伝える
- 自分から好きなものや、気になっているものをどんどん表出していく。(自己開示)
レベル4「共感」の段階

考えられるシチュエーションと人物像
入社2ヶ月目で仕事の辛いところがなんとなくわかった時期、たまに一緒にご飯を食べる仲、共通点が何個か見つかって少し盛り上がるようになった仲 など
このレベルでのポイント
さらに安心感を高めるために必要なのは「傾聴」です。
自分と相手の気持ちを共有して、あ、この人とは通じ合ってるなぁと感じることが必要になってきます。
ちなみに「傾聴」で大きな信頼を集めるテクニックがあります。それは、相手の話を聞きつつ「感情」を代弁してあげることです。
- 「〇〇部長から色々言われてさ〜(暗い顔)」→自分「そうなんだ、それは辛かったね。」
- 「〇〇さんから色々言われてさ!(にやけ顔)」→自分「えー!なになに!楽しそうじゃん!」
こんな感じで、相手の表情や声のトーンで相手の感情を読み取り、先に代弁してあげるとより話を聞いてくれている!と感じてもらうことが出来ます。
こちらの記事ではもっとこのテクニックについて深掘りしています。気になる方は見てみてください。↓

具体的な練習方法
- 友達の愚痴を意識してゆっくり聞いてみる
- 2〜3日、聴く側に徹して過ごしてみる
- 相手の話に興味を持ってみる
レベル5「信頼」の段階

考えられるシチュエーションと人物像
あぁこの人は信頼してもいいかもなぁと自分が思えている状態、自分はすごく素敵だと思っているけど相手はどう思っているんだろうと考えている状態
さあ、ここまできたら信頼関係の完成はほとんど完了です!!
ここまできたら、実はもう結構やることが簡単です。
このレベルでのポイント
- 顔を合わせる回数を増やす
- 見返りを求めない「他者貢献」、相手のために何か行動する
これだけで、信頼の糸は確固たるものになります。
単純に会う回数を増やすだけでいいの?という方に、ザイオンス効果というものがあることを説明します。
例えば、衣服用洗剤などがよくわかります。
CMでよく目にする商品と、全く聞いたこともない海外の製品が並んでいたら、CMで流れている方の商品がなんとなく安心感ありますよね。あとは、電車で通勤する時に毎回同じ人に会うと、なんとなく親近感を感じますよね。
このザイオンス効果は、ビジネスのシーンで多く用いられている、行動心理学の一つですね。(悪用厳禁!)
もう一つの「他者貢献」は結構難しいです。
アドラー心理学でも「自己受容」→「他者信頼」→「他者貢献」という3つの段階を経て行えるようになります。
簡単にいうと「自分をまず認めようね」→「相手のことも(自分の人生の一部だから)信頼しようね」→「相手に見返りを求めず与えようね」
ということですね。これに関してはここではまだ難しすぎるので、焦って考えることはありません!
大丈夫!
具体的な練習方法
- ご飯に誘ってみる
- ちょっとした時間でも会いに行ってみる
- 自分がいいなぁと思った本をお勧めしてみる
- 自分がいいなぁと思ったものをお勧めしてみる
- プレゼントしてみる
レベル5までいったら、とても良好な関係を築けていると言っていいでしょう!
またいい関係を維持する目的で、会う回数を増やす、見返りを求めない手助けなどを行ってみるといいですね。
まとめ
信頼関係って目に見えないものですけれど、こうやって段階分けしてみると、あまり難しくないかも?と思いませんか?
- あぁ、まだこの人とはこのレベルかもな。
- この人とはこのレベルまできているな!この縁を大事にしよう!
など、さまざまな場面で前向きに捉えることができれば最高です。
もう一度言いますが
「信頼関係を作るのは『自分』と『相手』の努力が必要!」なので、
どうやっても距離が縮まらない人に関しては、無理しないで距離をおきましょう。
あなたには「もっと向き合ってくれる人」がいるはずなのでそちらに力を注いでください。
では今回はこの辺で!

では、今回はこれで!
今回の記事、よかったなぁとか新しい気付きを得たよ!って方はコメントしていただけると大丈夫さん嬉しいです!
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